前回この虚空蔵山に行ったのは2010年6月末のことだから、ほぼぼ6年振りになる。

登山口は国道18号から近いのだが、二度目でもわかりにくく、ウロウロしながら到着した。登山口で準備をしていると富士山Ｎｏの車がやってきて、単独者が先行して行った。

座摩(ざますり)神社からは前回同様に兎峰を目指す。「こんなにきつかったか？」と思わせる急登が続き、かなりの時間を経て兎峰の岩頭に立った。快晴ではあるものの遠望は効かず、上田や塩田平周辺の山々が見渡せる程度である。

太郎山へ続く稜線に出ると、花も現れ、太郎山〜大峰山〜鳩ヶ峰〜鏡台山への1000ｍほどの山並みが続いている。山頂には、リタイヤ後に東京から上田に移り住んで一年という人が、太郎山から来たと言って休んでいた。

下山は、和合城址に向かい、延々と長いロープで標高差150ｍほどを下ると、鞍部になり、道は十字路になっている。標識は3方向だけ。右は太郎林道となっているが、左はない。前回は直進して鳥越山の先から巡視路を下っている。左を下っても方向としては問題ない。恐らく上塩尻神社付近に出るのだろう。

標識の無い道は思いの他しっかりし、エフもたくさんある。急斜面をジグを切って下るほど良い道であり、急斜面になるとロープまである。標識を付けて、登山道として公認しても良いくらいである。

600ｍほどまで高度を下げると、岩ガラの浅い沢状の道になり、右手に上塩尻神社を見ながら思惑通りに巡視路に降り立った。座摩神社はもうすぐである。


　○　2016年5月2日　　○　天候　快晴

上塩尻登山口10.18座摩神社10.34〜38送電鉄塔10.53〜55ロープ11.44兎峰12.00〜28太郎山分岐12.54虚空蔵山13.00〜23鞍部13.57巡視路15.10座摩神社15.18〜28登山口15.39




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016年の山へ