駐車場に入ったのは8時前で未だ未だ空いていたが、続々と観光客の車が来、もうじき満車になってしまうだろう。

レストハウスの横から馬ノ背に出ると、眼下にお釜が見える。今年はこのお釜が一時、白濁したとの事で噴火レベルが引き上げられたが、今はお釜の直近の遊歩道の通行が禁止されているだけのようだ。

エメラルドグリーンのお釜を見ながら、馬ノ背を歩き、一番右側の踏み跡から避難小屋の東の尾根に出ると、一気に北側の山が広がった。晴天の尾根の膨らみをのんびり辿り、熊野岳の山頂付近で山座同定を楽しんだ。

南雁戸、雁戸山が双耳峰となり、山形神室と仙台神室、大きな入道頭は大東岳、遥かに霞むのは船形連峰だろう。日本海に近い月山や鳥海山は見えないが、朝日、飯豊、吾妻の連峰が薄っすらと見える。

30分もの山頂の時を過ごし、中国語や観光客の声が交錯する刈田岳に立ち寄り、神社裏手の薄い踏み跡から満車となった駐車場に下り立った。


　○　2016年10月15日　　○　天候　快晴

刈田岳駐車場8.15熊野岳9.10〜40刈田岳10.26〜42駐車場10.50



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016年の山へ


　　

今回の東北の山旅も最終日になった。昨日は遠刈田温泉に泊まった。今日も晴天が予想される。今日は観光登山としてエコーラインから540円也を奮発して蔵王ハイラインに入り、刈田岳直下の駐車場に入った。