富良野スキー場には二本のゴンドラがあるが、夏に動いているのは南側にあるゴンドラになる。夏のスキー場は案内が少ない為にわかりにくい。道を聞こうにも店は閉まっており、ウロウロしながら北側のゲレンデ下から富良野ゴンドラに到着した。迷った挙句、往復のゴンドラ券を買い、快晴の標高890㍍近くの上駅に降り立った。

数人の観光客の他には登山者はいない。普通ならあるはずの登山案内図もないまま、小さな標識に従い、西の尾根に向かうと、すぐに稜線に達した。北側には「観天望気の峰」があるという。

緩い尾根を登ると、冬にはゴンドラの先のリフトが来ている北の峰、林道状になっているリフト終点から長いもののほとんど傾斜のない山道に入った。見通しのない樹林帯から1124㍍の東を巻き、50㍍余りの登りをこなすと小さな雪の埋まった沢に出た。少し湧き出ていた水で喉をうるおし、再び樹林帯になったやや急な道を登ると山頂の南西の尾根に出た。

ここからは今までと打って変わった岩の道。しかしそれもごくわずか。スキー場や富良野盆地、そして十勝連峰の一つ一つを見渡す最高の展望台の山頂に飛び出した。ここも一等三角点。

帰路はゲレンデの最上部から石ころの目立つ歩きにくい急なスキーコースを歩き、あっという間にゴンドラ上駅に到着した。

　○ ２００９年７月７日
　○　メンバー　3人

ゴンドラ下１０：２０ゴンドラ上１０：２６～３０北側稜線１０：４３リフト上１１：０３～１３沢１２：０２～１２
富良野西岳１２：３７～１３：１５リフト上１４：２１～３０ゴンドラ上14：46


　　　　　　　　　　
明日は富良野岳の計画。予定通りに十勝岳山麓の吹上温泉・白銀荘に入ったものの、明日は大雨の予報。予定を変更して雨の移動日にしよう。